日本青年会議所(JC)の「アジア友好・短編映画上映会」が10月25日に北区十条にある東京朝鮮中高級学校で行われ、出席しました。
上映された映画は、企画・制作をJCのアジアアライアンス構築委員会が担当。アジア各国との次世代へつながる友好を目的に企画された映画制作は当初、近年とくに関係悪化している朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国、朝鮮半島両国に対する理解と友好を深めることを目指しました。最終的には広くアジアの多文化に対する興味や関心を促進するものとなりましたが、当初の目的は会場設定に表現されています。
作品は「ハンペン」というタイトルの10分ものの映画でしたが、とても楽しめる内容でした。
主演は温水洋一さんと、インドネシアで結成されたAKB48の姉妹グループJKT48の元メンバーのステフィさん。ストーリーは見てのお楽しみですが、10分という短編のなかでも多文化への理解を深めるように考慮されていて、たとえば温水さんがイスラム教の礼拝を行うシーンがあるのですが、それもイスラム教の方からしっかり指導を受けて行ったということでした。
この短編映画「ハンペン」がYouTubeで公開されました。
あらためて見て気づいたのですが、この舞台は「川口市」になっています。
なぜ川口市なのか。調べてみたら、意外な事実を知りました。埼玉県は在留外国人の多さで全国5位。その埼玉のなかでも川口市は外国人が最も多くて、人数では国内3位。市内の地域によっては、2軒に1軒が外国人というところもあるそうです。