大沢純一の折々の所感をお伝えします。
志向・思考
志向・思考
これからの時代の「新しい社会保障政策」(月刊「公明」12月号)
ベーシック・サービスの財源論と同じくらい重要なのが、このベーシック・ニーズの議論です。
赤松正雄 元・衆議院議員のブログより
赤松正雄・元衆議院議員のブログがBLOGOSに掲載されました。
赤松さんは公明党から新進党、そして公明党の再結党という激動の時代のなかで党の理論的支柱を担った方です。その立場から、ときに現在の党に対して辛辣な意見を述べられることも少なくありません。
今回のブログでも、公明党が自民党と連立政権を組んだことで、『得たものは多い 』が『失ったものも少なくない』と指摘し、『自民党の公明党化を目指してきたのに、気がついたら公明党の自民党化が進んでいたと言われないでしょうか』とこれまでの懸念を表明しています。
しかし今回のブログでは『ところが』と続け、この度の公明党全国大会で、党としてベーシック・サービス導入の本格的検討を表明したことに対して『快哉を叫びました』と大きく評価されています。
『税金のお話』
MMTという理論があります。世界では賛否の「否」の方が大多数だと思うですが、日本では支持している人がひたひたと広がっている印象があります。その理由を、僕は日本人のマインドに合っているからなのでは、と分析しています。
日本では年貢から始まって、租税とはお上に納めるものであり、その意識は今も変わっていないと思います。MMTの税に対する考え方も、それが通貨の価値をつくるものであろうが、インフレ調整であろうが、悪い行いを抑制する手段であろうが、お上に納めるものということに変わりがない。そこには税を各々が負担しあいながら協同して社会をつくろうという思想はないように見える。
仮にMMTが正しいとしても、僕が賛成できない一番の理由はそこにあります。
公明党が目指す新たな社会像 ― ベーシック・サービス論を本格的に検討
昨日開催された2年に一度の公明党全国大会。そこでは公明党が目指す「新たな社会像」が示されました。ここで特筆すべきは、慶應義塾大学経済学部教授・井手英策先生の理論である「ベーシック・サービス」に言及したことです。
「ベーシック・サービス」で連帯の社会を
「ベーシック・サービス」今日の公明新聞一面に掲載された井手英策先生のこの理論は今後、公明党の政策の「核」となっていくでしょう。