くるりんバスのルート変更 利用者増へ周知の徹底を

平成28年9月環境建設委員会(2016年9月23日) 議事録より

◆委員(大沢純一君)

くるりんバスの再編についてなんですけれども、9月1日から始まりまして、先ほど江口委員のほうからも質問ありまして、20日ぐらいたったということで今御答弁もいただきました。

一つお伺いしたいんですが、運行基準、継続基準、これについては実際今回9月1日から始まったのが実証運転だと、実証運行ということで始まって、これが収支率が1年間で30%以上になると本格運行に移行するという、そういったことかと思います。

先ほど、運行基準を定期的に調べるというような御答弁もあったかと思いますけれども、この定期的にというのは、まずこの1年間の中で最初どのくらいをめどに定期的に検証されるのでしょうか、教えてください。

◎交通対策課長(大塚昌宏君)

私どもも、せっかくくるりんのルートをつくって、1年たったから、30%行かないから廃止ですということは絶対にあり得ないと思っています。その間何をするかということになりますと、当然いろんなデータを求めまして、今回ICカードもとっていますので、どういう方がどこで乗ってというのがわかると思うんですね。

そうしますと、そのデータをもとに検証していきながら、地域公共交通会議というのが年に3回から4回あります。その公共交通会議で議論いただけるような調査をしたものを、私どもがシミュレーションしたものを、専門家の意見を聞きながら提出していきたいので、年に3回から4回はやっていきたいと思っております。また、そのぐらいやらないと、やはり状況の分析はできないのかなと。

ここで3週間ですけれども、立川バスにも問い合わせしたんですけれども、やはり新規ルートはなかなか伝わっていかないと。人づてに伝わるのが一番いいみたいで、私、朝乗ってきたよとか、朝乗ってきて猛暑日で大丈夫だったよとか、そんなのが一番有効だと聞いているので、それに向けてどのような対策をやるか、今後検討してまいりたいと思っております。

◆委員(大沢純一君)

ありがとうございます。

まずは、年に3回から4回というところでは、3カ月から4カ月をめどに諮っていくというような、そういったことになるかと思いますけれども、何事もそうやってまず最初の3カ月が大事だというふうに言われると思いますので、そこでどうするかというのがやはり大事になってくると思います。

今、課長からも御答弁いただきましたけれども、現在のところ、私の住んでいる上砂川地域は、最初の江口委員への御答弁にあった廃止ルートの一つでありまして、その中では、やはり残念という先ほど市民の声というのもありましたけれども、本当に無視されたのかという、それも本当にそのような意見がたくさんありまして、今後どうしてくれるんだというようなそういうところでは、もちろん私もしっかり説明をさせていただいてはいるんですけれども、なかなか御理解いただけるところ、いただけないところがあるというのも事実であります。

この原因というのは、どうしても市民の方、これまで行政のほうとしては再編の懇談会ですとか広報でいろいろやってきていただいていて、それは私も十分承知しているんですけれども、なかなかそれが市民に届いていなくて、実際にあらわれたところで唐突感ということになっている部分があります。

先日、私も地域の方とこれについて懇談をいたしまして、やはりその一番の乗車数がふえる対策というのは、今課長がおっしゃっていた口コミが一番強いというのは、その方たちもおっしゃっていました。やはり自分が乗って、ここからあそこにこうやったら行けるんだよ、くるりんバスはこうやって使ったら行けるんだよと。ああ、そうなんだという、そういうような会話の中でルートが認識されていくという、こういうことがやはり一番強いというような、そういったこともありました。

ただ、そうはいっても、この口コミでかかるのはやはり今までのバスのルートとしても1年ぐらいはかかったというような、そんな状況もあるというように見えまして、そういったところでは、今、江口委員の質問の中でも最寄りのスーパーで配るとかいうこともありました。ただ、今回の再編の中で、どうしてそこにお知らせしてくれなかったのという意見の中の一つに、今まで使っているバス停に張ってくれればよかった。お知らせしてくれれば毎日使っているから毎日見れたのに、どうしてそこでお知らせしてくれなかったのという、こんな意見がありました。

なので、これは本当に市民の率直な意見だと思うんですね。ですので、今回のこのルートが変わったことを御存じない方というのもまだまだ多くいらっしゃいます。そういうところでは、ただ、その方たちも使っている方たちは今までのルートというのは認識していて、今までのルートのバス停に袋がかかって、もうバス停じゃないですよという、そういうような案内しか。

ですから、そこに一つ案内を加えるだとか、また市民の方の意見としては、ぜひ広報車を走らせたり、そういうような形で何度も何度もやっていただいて、そういうところで認識している。バスにスピーカーをつけてなんていう意見もいただきましたけれども、そういうような形で、紙面だけでなくあらゆる感覚に訴える、そういうような機会でぜひやってほしいという、こういう意見もありましたので、これについてもぜひ参考としていただいて、今後特に今お示しありました砂川ルート、本当に人数としてはかなり危惧される、まだ20日ではありますけれども、開始前からなかなかどれほどふえるんだろうというような、そういうような意見もあったルートでもありましたので、そういうところで幅広くお知らせするために、さまざまな媒体を使っていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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