「立川市いのち支える自殺総合対策計画」横断的な取り組みを

平成30年第3回定例会(2018年09月04日)議事録より

◆6番(大沢純一君)

自殺対策について伺います。

これまで一般質問でも3度この取り組みについて伺ってまいりました。新たな任期の最初でこれを伺うのは、この自殺対策が最後のセーフティネットであり、どうしても早急に整備が必要であると考えるためです。

これまで、今年度中に計画を策定し、31年度からの実施を求めてまいりましたが、現在の検討状況をお示しください。

◎保健医療担当部長(横塚友子君)

自殺対策計画の策定状況につきましては、今年度から立川市いのち支える自殺総合対策計画の策定に着手いたしました。自殺対策は市の業務全てにかかわることから、市長を対策本部長とし、部長級以上の全職員をメンバーとする立川市いのち支える自殺総合対策推進本部を設置いたしました。そのもとに検討委員会を置き、国の示す市町村自殺対策計画策定の手引を参考に計画策定を行ってまいります。推進本部は7月19日、検討委員会は8月20日にそれぞれ第1回の会議を行い、計画策定の意義や自殺対策に対する認識の共有を行いました。

市民参加といたしましては、7月20日に市民ワークショップを開催し、13名の市民の参加がありました。また、8月8日には立川市保健医療推進協議会に報告いたしました。

以上です。

◆6番(大沢純一君)

さらにこの生活困窮者自立支援法の改正では、生活困窮者の定義について、これまでは、現に経済的に困窮し最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者、これをこれまでされていたわけなんですけれども、この一文の前に、就労の状況、心身の状況、社会との関係性、その他の事情によりという、こういった文が加えられたわけであります。この社会との関係性、つまりこのつながりが今大きく求められている、これが今の時代のキーワードではないかというふうに思います。このつながりが最大限求められるのが自殺対策だという認識のもと、次の質問に移りたいと思います。

先ほど、自殺対策のこれまでの検討状況、伺いました。市長を先頭に対策本部がつくられて今検討が始められていると、こういったことであると思います。

これまで私も31年度、今年度30年度中に計画を策定して31年度にということでありましたけれども、東京都のほうの計画が今おくれておりまして、どうしてもそれに準じなくちゃいけない部分があるということからここはやむを得ないんだろうなと、31年度までに計画を策定して32年度というふうな状況になるのかなと思いますけれども、まずその今後のスケジュールについてお示しいただけますでしょうか。

◎保健医療担当部長(横塚友子君)

今後のスケジュールにつきましては、平成32年3月を目途に計画を策定する予定でございます。本年度は推進本部と検討委員会をこの後各1回開催し、年度末までに本市における基本施策と重点施策を検討いたします。31年度は6月に骨子案、12月に素案を議会へお示しし、その後、市民意見公募を経て32年3月に原案を報告する予定でございます。

以上です。

◆6番(大沢純一君)

繰り返しますが、31年度中に計画を策定し、32年度から実施という、こういったことで今計画を進めていると、こういったことかと思います。

それについては今後もまた注視させていただき、さまざまな機会で質問させていただきたいというふうに思っておりますけれども、今回のこの自殺対策計画ですけれども、本市の中でもさまざまな福祉計画がございます。今回のこの自殺対策というのは、この福祉計画の中でどういったところに位置づけられていくのか、これについてお示しいただけますでしょうか。

◎保健医療担当部長(横塚友子君)

本計画は、平成28年に改正された自殺対策基本法第13条2項に基づく市町村自殺対策計画として、国の定める自殺対策大綱、30年6月に策定された東京都自殺総合対策計画並びに地域の実情を勘案して新たに策定するものでございます。本計画は、立川市第4次長期総合計画や関連する各計画との整合を図ってまいります。

以上です。

◆6番(大沢純一君)

はからずもというか、タイミングよくというか、平成32年、ちょうど第4次長期総合計画の後期から同時にスタートできるという、こういったことになろうかと思いますけれども、これまで申し上げてまいりました、この福祉の中でも自殺対策というのは本当に横断的にいろいろなところにかかわっていく計画であるというところでは、一つの福祉計画ということではなくて、やはりそういった横断的なこの一つの考え方になるのかなというふうに思っておりますけれども、そういったところではさまざまな方がかかわって、さまざまな方がこの命を守るというところでかかわっていただく、こういった計画になろうかというふうに思います。

最後になりますけれども、これまでこの自殺対策に関しましては、トップセミナーの出席、これを市長に求めてまいりました。ところが、この東京での開催が年度末の3月28日という、こういった本当にぎりぎりの年度末の時期になりまして、そんな大変お忙しい時期にもかかわらず、今回このトップセミナーに大霜副市長が出席していただいたというふうに認識しております。このことについてはここで改めて感謝申し上げたいというふうに思っております。

まさにこの、ずっと申し上げておりますとおり、この自殺対策というのは、あらゆる部署が横断的にかかわっていく、こういった全庁上げての取り組みであります。全庁上げて市民の命を守っていくという、そういった取り組みになっていくわけなんですけれども、この計画策定に当たり、やはりトップである理事者が強い関心を持って臨んでいただけるかどうかというのがこの計画を実効あるものにするためのまさにかなめだというふうに思って、今までこういった出席を求めてまいりました。

どうかこの命を守るということを最第一にこの自殺対策の計画、今御答弁の中でありましたけれども、7月のこの市民の集まりの中で、まさに13名も集まっていただいたと、そういった、この暑い中でそれだけ集まっていただいたということでは、本当に関心の高いこういった事業かというふうに思っております。まさにこの命を守る事業、第一に取り組んでいただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。

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