児童虐待の通報について

平成27年予算特別委員会(2015年3月2日)

◆委員(大沢純一君)

私のほからは1点だけ、児童虐待の件についてお伺いさせていただきます。

ある統計では、親が精神的に不安定な家庭ですとか、あるいはひとり親で経済的に困難な家庭が、児童虐待が起こってしまうという環境の上位にあるというふうにまた報道でありますが、一方で児童虐待の報道がされる中では、まさかあの家庭がというケースもあります。つまり、どんな家庭でも起こり得るというような仮定で、その中でオレンジリボン運動ということで、市のほうでもオレンジリボンダイヤルということでやっていただいておりますが、そういう地域の目というのが大変に大切になってまいります。

今回も資料請求はしておりませんけれども、本年度あるいは昨年度で児童虐待について市民からの通報が何件くらいあったのか、その中で実際に虐待と判断された事例は何件あったのか、資料請求していませんので、概算でも結構ですのでお示しいただければと思います。

◎子ども家庭支援センター長(太田勇君)

虐待の件数について今お問い合わせいただきまして、新規の虐待件数ということであれば今手元にありますので、平成25年度の新規児童虐待の受理件数、要は通報いただいた件数ということになりますが、それは38件でございます。26年度につきましては、1月末現在ですけれども96件ということになっております。

随分伸びているような形はするんですけれども、実は26年度より兄弟受理ということをしております。これはどういうことかと申しますと、例えば3人兄弟いて一番上のお子さんが、お父さんなりお母さんにたたかれたという通告があった場合に、通常ですとそのお子さんが対象になるんですけれども、その下のお子さん2人につきましても、やはり虐待というのは見ること、見せることによって心理的な虐待だというような解釈がございますので、たとえ1人しかたたかれていなかったとしても兄弟受理をしなさい、要するに全員とりなさい、受理しなさいということでございますので、その分少しかさ増しになっている件数がございます。おおむね大体40件程度、今出ております。差し引くと大体50件程度が、去年と比べると同じようなレベルのもので、実際25年度38件ですが、24年度ですと56件ということになりますので、おおむね大体同じような感じで推移しているというふうに認識はしております。以上でございます。

◆委員(大沢純一君)

ありがとうございます。通報があったのがそれだけの件数で、この中で実際に虐待だというふうな判断をされたのは何件だというのはありますでしょうか。

◎子ども家庭支援センター長(太田勇君)

ちょっとすみません、そこまでの数字は持ち合わせていないんですが、おおむね、何らかのたたいた、たたかないというのは、たたいた時点で虐待というふうに捉えておりますので、ほとんどは虐待の事例としてこちらのほうでは受け取っております。

ただ、たまになんですけれども、非該当ということで受けている場合もありますが、それは年間で多分数件程度というふうに認識しておりますので、ただこの虐待といっても、全部が全部テレビで報道されるようなものではなく、例えば泣き声通告があって、どうもお母さんたたいちゃったとか、例えば小学校で顔にちょっとあざが出て、どうしたのと聞いたら、ちょっとたたかれたとかという程度のものが大体ほとんどということになっておりますので、それだけは御了解いただければというふうに思います。以上です。

◆委員(大沢純一君)

資料請求ない中でありがとうございます。

だとすると、通報されてほとんどのケースが何らかの虐待というふうな判断だったという理解でよろしいのかと思いますけれども、そのときに、通報を受けたときに、担当者の方が御家庭に行かれるわけですけれども、そのときにどういう理由で伺ったって、口ぶりというか、それはどういうふうにその方に話すのか、またどういうふうに指導されているのか、それをお聞かせいただけますでしょうか。

◎子ども家庭支援センター長(太田勇君)

虐待の対象の御家族というか御家庭への入り方ということでございます。

まず、私どもといたしましては、虐待の通告等については関係機関であったりですとか、近隣ですとか、さまざまなところから受けることが多いです。一番多いのはやっぱり近隣ですとか小学校、中学校、あとは保育園、幼稚園とかから受けます。

基本的に私どもといたしましては、通告していただいた機関については、必ずこれは出さないということにしてございますので、匿名でこういう通報があったんですけれどもと、連絡があったんですけれどもといったような入り方をする場合もあります。

また、既に何回かもう受けているような方とか、こちらのほうでもかなりしっかりきちんと対応しなければいけないケースにつきましては、またそれはちょっと別の入り方はあるんですけれども、一旦は、まずはやはり保護者の方に寄り添う形が一番我々としては考えているところです。やっぱり虐待してしまう方というのは、何らかやはり子育てに対して、よくコップの水で表現されますけれども、コップの水がたまってきて、たまってきて、最後こぼれてしまって、つい手が出てしまうというような方が多いようでございますので、まずはやはりそこの保護者の方の気持ちに寄り添う、だけれども手は出しちゃいけないよというのも、最後にちょっと触れさせていただくと。あとは、例えばお母さんいっぱいいっぱい、お父さんいっぱいいっぱいだから、立川市の子育て支援のケースってこういうこともあるんだよ、ああいうこともあるんだよというようなことで紹介させていただいたりというようなことで、まずはインテークさせていただいているところがほとんどだということでございます。以上でございます。

◆委員(大沢純一君)

今の課長の御答弁から、すごく本当に一生懸命やっているなということがにじみ出てきた気がするんですけれども、私がお伺いしたケースでは、虐待を通報した方、通報された方双方からお話を伺ったことがあるんですけれども、ほとんどが虐待という判断だというんですが、この方の場合は結果的に、両方とも虐待ではなかったという判断をされた方、そういう方から伺ったんですが、そうしたときに、通報された方は、担当者が御家庭に来たときに、何らかの特定されるような、誰が通報したというような特定されるような言いぶりをされてしまったということをお伺いしまして、逆に通報された方は、来たときに近所からみたいな感じで、特定はしていないんですけれども、地域が逆に特定される、それでその地域にそれ以来いづらくなっているというような、何かそういうようなお話を伺っておりまして、大変難しい角度ではあると思うんですけれども、そういうようなことで、そういうお話を聞いている、これは通報されてもしてもいない、ただ、児童虐待に対してすごく関心を持たれている方は、逆に何かあったときに通報しようと思うんだけれども、そういう話を聞いているので、もし自分が誤解であったりしたときに、これはその人との間の関係が悪くなってしまうんじゃないかということを危惧されているというお話を先日も伺いまして、それでちょっとこういう話を伺いました。

というところで、今、課長がお話しいただいたとおり、本当に一生懸命保護者に寄り添ってやられているということもありますし、逆にこれは本当にナーバスな問題でもあると思うので、こういったことは地域の見守り、これから一層大切になってくるんだろうなというふうに思いますけれども、そういった今申し上げたような誤解についてはどういうふうにお考えか、それだけちょっとお聞かせください。

◎子ども家庭支援センター長(太田勇君)

その件につきまして、ちょっと私もどの件かは存じ上げないんですけれども、もしそういうことがあったら、これは大変おわびしなければいけないなというふうに考えてございます。

もちろん、こちらのほうでは配慮の上には配慮を重ねているつもりではございますが、その中でもちょっとした一言というのが、そういう影響を及ぼしてしまう可能性は十分あるというふうには認識を今させていただきましたので、今後とも家庭訪問等に入るときには、十分そのあたり配慮するように、再度周知はしていきたいと思います。

ただ、やはり虐待につきましては、疑いであっても、これは通告するということになっておりますので、ぜひそのあたりは、私どもの信頼度の問題だというふうには思いますので、なるべく私どもも市民の方または機関の方から信頼されるような機関を目指して、これからも頑張っていきたいと思いますので、どうぞそのあたりは御理解いただきますようにお願い申し上げます。

◆委員(大沢純一君)

ありがとうございます。

課長おっしゃるとおり、これはもう本当に出動しなければならないというのは、児童虐待防止法の中でうたわれている話ではありますので、そういうところでは、見て見ぬふりをしてはいけないというようなことでもある。その中でどういうふうに、誰も気兼ねなく通報というのはおかしい話ですけれども、遠慮することなくできるようなシステムは大事かなと思います。

先ほど門倉委員からも子育ての孤立化という話もありましたけれども、おっしゃるとおりそういうことが大きな要因になっている中では、孤立化というのは、もちろん当事者が外に何か発信できないから孤立化しているわけで、そういう中ではやっぱり外から見守るという、この目がより一層大切になってくるのかなと思います。

一方、そうやって外から大きく関与することで生まれてしまうトラブルというのも、もちろん少なくないわけで、その辺は本当に丁寧な対応というか、ありますけれども、先ほど申し上げました、こういう声が正直なところあるということも、これは率直なお話ですので、今後の市政運営、しっかりやっていただければと思いますし、そういうところで私もまたいろんなお声を率直にお伝えできるようにまた努力してまいりますので、また今後ともよろしくお願いいたします。以上です。

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