喫煙対策

平成26年9月 決算特別委員会(2014年9月11日)

◆委員(大沢純一君)

環境衛生費の喫煙対策事業についてお伺いさせていただきます。

事業評価のほうで見せていただきますと、喫煙対策事業、これがずっと継続、平成20年からされてまいりまして、市内の喫煙者がちょっとふえているといったこともさることながら、マナー指導件数、24年度が2万7,000件、25年度が2万9,000件弱ということで横ばいというような感覚を受けるんですけれども、今回、この喫煙マナー事業、一定の成果が得られたということで、とりあえずこれで一回事業を終わって、来年度の予算は計上ということになっていないみたいなんですけれども、この一定の成果、どのような成果があったのか教えていただけますでしょうか。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

喫煙対策事業につきましてはことしで5年経過したところでございますが、条例施行後、その前が2.6%ほどの立川駅周辺の歩行喫煙率であったものが、ここ数年は0.1以下、その前後、本当に非常に低位に推移してきているといったところで、これはあらゆる施策、いろいろなものがある中で、これを私どもとすればゼロに持っていくというのがもちろんこういった政策の本来でしょうけれども、なかなかゼロというのは難しい。

そういった中では、今この状態で、これがまたどのようなところで保っていけるのかといったところの推移を見ていきたいというふうに考えてございます。違う意味での啓発等はいろいろできるのかなといったところで考えております。以上です。

◆委員(大沢純一君)

この施行前が二.数%、これを始められて0.1%になったということで、大変な御努力で本当に敬意を表したいと思います。これは本当に職員の方を初め、特に、委託されている事業ですけれども、委託先の方、駅前で携帯灰皿を持たれながらいろいろ注意されて、注意という仕事なので、本当に嫌な顔をされることも多い、よく見せていただきます。また罵声を浴びせられている場面とかも何度も見たことがありまして、本当に御苦労されている中でこうやって啓発活動、またしていただいたんだなというふうに思って、本当にそういう方々に対しても敬意を表します。

この対象である喫煙制限条例、この対象の事業だということなんですけれども、これは公共の場所、道路ですとか公園ですとか、そういう公共の場所での歩きたばこやぽい捨てというのが対象になって、それをやめてくれという、そういう事業だと思いますけれども、一方で、今なかなか家の中で吸えない、一般的にも、いろいろな御家庭でも家の中で吸えないで、家の外で吸うというような方がたくさんいらっしゃって、本当に喫煙される方については喫煙場所を確保するのが大変なんだろうななんて思っているんですけれども、また私は吸いませんが。

そういった中で、例えばマンション暮らしですと、そういう方がベランダに出て吸う、そうすると上の方に煙が流れてきてそういう苦情があるとか、この間こんな相談があったんですけれども、隣のマンションの方がやはりマンションのベランダで吸って、それをぽいぽい下に捨てて、これが自分の家の敷地に落ちてきて大変不愉快でもあり、また危険でもありということで、そういう御相談もありました。

そういった中で、ちょっと角度は違いますけれども、近隣とのたばこでのトラブルという相談が昨年度どのくらいあったのか、もし数字があれば教えていただきたいですし、なければ感覚として何件くらい御相談があったようだということでもしあれば教えてください。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

喫煙関連の苦情といったことでございますが、これは御近所の間でのというのもあろうかと思いますけれども、主には駅前ですとか、そういったところ、これはかなり散ってしまうんですけれども、広聴カード、それから電話、それからホームページ等のメールでいただいたようなものがございます。広聴カードにすれば25年度は21件ほど、それから電話ですと5件ほど、それからホームページでメールでいただいたものが9件ほどです。

これを多いというのか、少ないというのかなんでしょうけれども、概してまちの全体の人の流れ、非常に多くの来街者の方も来るまちですので、そういった点の中ではそれほど多い件数ではないのかなという気がいたします。これは先ほど言いましたように、歩行上の方であったり、あるいは、たまに、今、委員おっしゃったように御近所のというようなことも中にはございます。以上です。

◆委員(大沢純一君)

全体で30件、40件、本当に多いのか、少ないのかというところは、もちろんサイレントマジョリティーといいますか、やはり声なき声というところでかなりそういうことは多いんだろうなというふうに私の感覚としては思うんですけれども、そういったところで、今回この事業が一旦終わって、それでこういう対象の公共施設についてはいろいろ様子を見ながらまた啓発活動を行っていくということだと思うんですけれども、先ほど私が申し上げたようないわゆる民家というか、この対象になっていない地域での対策というのは、何かもしお考えがあれば教えていただきたいと思いますが。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

先ほどの延べ35件の内訳の中に、結局その他というのがございまして、これが5件ほどあるんですけれども、これが言ってみれば、どちらかというと市内全体の中でぽっぽっと個別に出てくるようなことなのかなと思います。

こういったときに、私どものほうで特定地区として指定していないような場所であったりしますと、その時々に応じて、その地域に、具体的にそういうことを言っていらっしゃる方のところに行って、あるいはそういうことをされている事業所さんのほうに行って、こういった御意見が出ていますというようなことを伝える中で、何か御指導していただけないでしょうかとか、私どものほうから直接する、そんなことも状況、状況の中であります。そういった形で、全部細かくつぶせない部分もございますが、何とか対応していく。

この事業全体が終わってしまったわけではなくて、広報ですとか、そういったいろいろなところのインフォメーションはこれからもずっと続けていきますし、それと、私ども、市内のモノレール駅を含む全ての駅で毎月キャンペーンなるものを、6月と12月には拡大的な大きなキャンペーンをやるんですけれども、そういったものの中でまた周知はずっと続けていく形をとっておりますので、これはずっと不断のそういったものがこれからも続いていくのかなと。

それともう一つ、社会全体で喫煙がだんだん禁煙の方向に向かってきているようなこともありまして、国ですとかそういったもの、例えば都道府県とか、そういったものの流れの中で、一方でまたそういったものもマナーとして指導されていくようなものが出てきていますので、そこら辺のものも私どもとしてはあわせて取り入れながらやっていければなというふうに考えています。以上です。

◆委員(大沢純一君)

ありがとうございます。

私、別にたばこについては、私は吸いませんけれども、それについて何か目のかたきにしているような、そういう話ではないのであれなんですが、本当にただそうやって禁煙の流れがどうしてもあって、たばこを吸う方が本当に肩身が狭くなっている。

その中では、本当に神経使いながら吸われている方がほとんどだと思いますけれども、中には全然考えずにやはりそうやって周りに迷惑をかけていってしまう。そういう方に対してどうするかというのは、本当に特定の何か対策があるわけではなくて、先ほど課長が言われたとおり、一つ一つ事例に応じて対応していくしかないのかなというところでは、本当に決め手がこれといってないような気もしますし、本当に御苦労なことだと思うんですけれども、そういったたばこ1本で近隣トラブルになって、それがまたずっと尾を引いてしまうようなことがあれば、やはりそれは不幸なことであるので、本当にそういうところでは私も含め、啓発活動ということも含めてまたしっかりいろいろな対策、御検討いただければと思います。ありがとうございます。以上です。


平成27年2月 予算特別委員会(2015年3月2日)

◆委員(大沢純一君)

喫煙対策事業なんですけれども、先ほど安東委員のほうからありまして、私はそこまで言うつもりはありませんのであれですけれども、一つは、この事業、これまで二本立てであったと思うんです。一つは喫煙制限条例の周知啓発事業ということ、もう一つが喫煙マナー向上というこの二本立てで、前者のほうが平成19年から始まっていて、来年度も継続していくと。後者の2本目のほうは平成20年からで、25年度で一旦終わったという、そういう事業だというふうに理解しておりますが、それで間違いないでしょうか。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

今、委員のほうから御指摘ございましたように、周知につきましては確かに19年からずっと継続して行っております。現在も実行委員会とともに、そういった周知活動を行っております。

もう一つ、マナーの件というお話がございました。これは、委託によりますマナー指導員を配して指導していくという。それが25年度で一旦は終了させていただいているということでございます。以上です。

◆委員(大沢純一君)

そうしますと、今、来年度も継続する事業というのは、いわゆるマナー指導員、携帯灰皿を持っていって、それでだめだよと言う、そういう人たちが25年度で終わったと、そういう理解でよろしいんですか。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

委員御指摘のとおりでございます。周知はこれからも続けていきます。ただ、マナー指導員というのは配置する予定はございません。

◆委員(大沢純一君)

ありがとうございます。

私は吸わないので、私もたばこの煙というのはすごく苦手なので、どちらかといったら安東委員の主張に同意できるところも多いんですけれども、一方で確かに喫煙者の権利といいますか、もちろんそれで市税収入も大きいので、またそれについてやはりいろんな議論があると思います。ただ一方で、吸わない人の権利というのももちろんあって、受動喫煙とか。

それはともかくとしまして、それで25年でさきの事業が一旦終わって、26年度、今年度、事業評価ということではこれからだと思いますけれども、これまでずっとそれをやってきていただいて、当初2.数%、路上喫煙の方が見られたのが、この間0.1%になった。先ほどもありましたけれども、0.1%を継続していきたいというような思いの中で、前年度に終わって、今年度は周知啓発事業のほう1本だけで行われていると思うんですけれども、今年度について見通しというのは、やっぱり0.1%でうまくいきそうなのかどうなのか教えてください。

◎環境対策課長(石垣栄一君)

今年度の中でも調査を行っております。年度が全部終わっているところではございませんが、おおむね0.1%前後のところの、たしか北口を中心とした一つの基準としてですけれども、そこら辺の数字に落ちつくと思われます。以上です。

◆委員(大沢純一君)

関係の方の大変な御努力をいただいているんだと思います。

実は25年度で終わって、今年度一本化で、予算的にはかなりがくっと減ったところがあって、来年度についても若干減ってきている部分なので、そういうところでは、せっかくここまで来たのが、そういう予算がなかなかつかないということによって、またふえてきてしまうようなことがあっては、それはそれでやっぱりせっかくの御努力がということになってしまうのかなというふうに思いまして、この予算でいいのかどうかというところは今回の審議でありますので、そういうところでは今年度がそういう見込みであれば、どうにか来年度に向けてもしっかりまたお願いしたいなというふうに思って質問させていただきました。


平成30年第4回定例会(2018年11月30日)

◆6番(大沢純一君)

スクリーンをごらんください。


先ほどの図を拡大したものなんですけれども、この場所です。これは特に朝方を中心に喫煙者が多くいる場所なんです。これまでコンビニ事業者が灰皿を置いていたこともあって、ここは喫煙場所となってまいりました。朝、通勤前にここでたばこを一服して、それから通勤するという方が多くいらっしゃいます。恐らく心を整理されて、そして仕事に向かうということで、喫煙者の方にとってはひとときの欠かせない場所なんだということは推測しております。

ですが、現在はこのロータリー整備という環境の変化にあわせて、コンビニ事業者も実は灰皿を置かなくなりました。そういったところでは、事業者としてはこの場所での喫煙を促しているということはないと思うんですけれども、これまでの経緯でここが喫煙場所に続いている、こういったことになっております。

ですが、このロータリー、今後整備が完成すると、この場所に車どめとなることがこれまでも示されてまいりました。そうすると、ここからおりた人が駅に向かうときに喫煙環境の中を通るという、こういったことになるわけなんです。

スクリーンを終わります。

この路上喫煙ということは、立川駅周辺、ここでは人を配置するなどいろいろな対策をとっておられます。ただ、なかなかそれ以外の周辺の駅だと、それ以外の駅周辺だと掲示以外の対策がとられない、武蔵砂川駅もそうですけれども、なかなか掲示以外の対策というのはとられてはおりません。

ただ、ロータリーが完成して、一度既成事実になってしまうと、それを変更するのは難しいと思われますので、最初の対応がここは肝心だというふうに思っております。

ロータリー整備の完了とともに、この路上喫煙対策をしっかり行っていただきたいというふうに思っておりますが、これについてお示しください。

◎環境下水道部長(大野茂君)

市では、歩行喫煙やポイ捨てを防止するために、市民、関係団体、事業者と本市の協働によりまして、立川市喫煙マナーアップ実行委員会を中心として、市内全ての駅で啓発活動を実施しているところでございます。

歩行喫煙あるいはポイ捨てを減らすには、喫煙者の方々の意識を変えなければならず、そのためにはやはり根気強く啓発していく必要があるだろうというふうに考えているところでございます。

今後も、武蔵砂川駅の状況を注視するとともに、啓発活動に取り組んでいきたいというふうに考えております。

◆6番(大沢純一君)

ここは本当に、先ほど申し上げました地域で本当に関心の高い事業なんです。完成したときには多くの市民に本当に使いやすくなった、またよくなったと言われる環境をつくっていくためにも、これからも私たち、ともに努力してまいりたい、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。


令和2年9月 決算特別委員会(2020年9月15日)

◆委員(大沢純一君)

喫煙対策事業についてお伺いしたいと思います。行政評価の455ページになります。

これについては、成果指標の中で、平成31年度実績0.08%ということで、経年を見ても減少傾向にあると、こういった取組なのかというふうに思います。

本市の喫煙制限条例の中には、公共の場所での歩きたばことポイ捨ては禁止です、立ち止まって喫煙する場合でも周囲への配慮をする努力義務がありますということになっておりますけれども、特に今回のこの事業評価のほうでも様々、この歩きたばこ、ポイ捨てというところは言及されておりますけれども、中でも立ち止まっての喫煙に対する理解、これはどのように深まったのか、それについてまずお伺いします。

◎環境対策課長(横塚浩一君)

本市の喫煙制限条例につきましては、喫煙マナーアップキャンペーン等で周知啓発を行っているところでございます。市内全ての駅に年間通じて行っておりまして、その中で歩きたばこ、ポイ捨て、それから路上喫煙も周りに迷惑がかからないようにするようにと、そういうような形での周知は行ってございます。以上です。

◆委員(大沢純一君)

マナーアップキャンペーンやっていただいているのは承知しております。本当にそれについては担当されている方がかなり努力されて啓発に努めていただいていると、そういった認識は持っております。

ただ、私の地元の地域でも、それまで喫煙場所になっていたエリアが、灰皿が撤去されたりしまして、そこが喫煙場所ではなくなっているはずなんですが、そこは今までの習慣で毎朝喫煙者が集まっているという、そういった状況があります。そこを通行する人はそういった通行人についての煙の被害が依然としてあるという、こういった状況が続いているわけです。

喫煙に対する注意喚起、もちろんマナーアップキャンペーンとともに、地面にプリントしていただいてそういった周知もしていただいているという、そこは承知しておりますけれども、そこには歩きたばこ禁止というプリントなんです。皆さんその上に立ち止まって喫煙しているものですから、歩きたばこではないということで違反はしていないわけです

ほとんどの喫煙者というのは、周囲にそういった、この条例にもありますように配慮、努力していただいているというふうに認識しております。なかなかそういった周囲に目を向けていない人は、これは一部の人だというふうに理解したいと思っておりますが、この立ち止まり喫煙については、31年度、市民からの苦情なんかは寄せられていないんでしょうか。

◎環境対策課長(横塚浩一君)

立ち止まってのたばこ限定での苦情というのは把握していないですけれども、受動喫煙になるのでということでの苦情についてはいただいております。以上です。

◆委員(大沢純一君)

そのような状況の中で、ぜひ、歩きたばこというところで今大きく注意していただいているような状況であると思いますが、ここについてはやはりこの啓発、周知の仕方というのをちょっともう一回御検討いただいて、そういったところでここは喫煙場所ではないんだというようなことの認識を深めていただくような、そういった御努力、今後していただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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