「残薬バッグ」の取り組みを

令和2年第1回定例会(2020/03/18) 文書質問
※新型コロナウイルス感染症対応のため今議会は短縮することとし、一般質問も文書質問に変更となりました。

【質問】残薬について、全国で展開されている「残薬バッグ」を本市でもやるべきでは

残薬の管理ということで「節薬バッグ」の活用を平成27年第3回定例会で高口議員が質問している。その際、市から「本市におきましても三師会の御協力をいただきながら進めてまいりたい」との答弁があったところである。まずは、その後の検討状況を問う。

また、医療費の増大が我が国の社会保障制度における最大の課題であり、本市でも国民健康保険財政の抑制が大きな課題であると考える。そのなかで、薬の過剰な受け取りが医療財政的に大きな問題であるとの指摘がされている。そのもとで患者に対する薬の適正な処方について、市はどのように取り組んでいるのか。

そのために「節薬バッグ」は有効な手段であり、関係者も前向きに考えていると認識している。あらためて検討すべきと考える。

【回答】

平成31年度の保健事業の一つといたしまして「受診行動適正化事業」を開始いたしました。

重複・頻回受診の相談・指導、また、調剤費の適正化を目指して重複服薬の対象者を抽出し、相談・指導を行う事業を実施しております。

平成30年度、療養の給付費全体の額が129億3,497万624円であり、そのうち調剤は25億6,615万3,643円となっております。

現在、糖尿病性腎症重症化予防事業の一環として、数件の調剤薬局が糖尿病の方で事業に同意された方に「お薬はきちんと飲めていますか」とお声掛けを行っております。

かかりつけ薬局の薬剤師といろいろなことを聞きやすい間柄を作ることで、残薬のことはもちろん、副作用のことや悪い飲み合わせを防ぐこともできると考えております。

残薬バッグに関しましては、近隣の取組みを研究してまいりたいと考えております。

令和2年第1回定例会 文書質問

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