砂川地域の雨水対策

平成26年第3回定例会(2014年9月4日) 議事録より

◆6番(大沢純一君)

砂川地域の雨水対策についてです。これは、我が党の堀前議員が心血を注いでこられたことですが、これを私も引き継いで質問をさせていただこうと思っております。

市全体としては、約80%程度進んでいる雨水管の整備は、この砂川地域に限ると、今年度末で25%弱ということです。この数年で整備が進むことになっている武蔵砂川駅から日産工場跡地まで延びる市道2級25号線の整備と、現在日産工場跡地の壁沿いを走る市道2級17号線の拡幅工事、この二つの道路には雨水管が埋設されることになっており、この地域の雨水対策が一歩前進するわけです。

一方で、先日も広島市で大変な豪雨があり、土砂災害で甚大な被害が起こってしまいました。現在も捜索が続いておりますが、被害に遭われた方、特にお亡くなりになられました方には、この場をおかりして心からお悔やみとお見舞いを申し上げる次第でございます。これも、1時間に120ミリを超えるという想像が難しいぐらいの大雨が降ったわけです。

それ以外でも、1時間に50ミリ以上の豪雨というのは特に珍しくないというのが、昨今の全国的な状況です。そうした中で、今回この砂川の二つの道路で布設される予定の雨水管は、1時間に50ミリの対応となっていると伺っております。今後も予想を上回る事態に備えていかなければいけないことから、この新設される雨水管についても50ミリ以上の雨量に対応すべきだと考えますが、この見解を伺います。

◎市長(清水庄平君)

砂川地域の雨水対策でありますが、これまで本市の下水道の整備は、時間50ミリの降雨に対応した施設整備を進めてきており、この値は、東京都豪雨対策基本方針の長期見通しで、下水道施設の整備により対応する降雨と同様のものであります。市内の大半を占める合流式下水道区域の整備はおおむね完了し、分流式下水道の多摩川上流処理区につきましては、幹線を中心に約25%の整備率となっております。今後整備する雨水管は、その上流部に整備されるものが多いことから、上流部を時間50ミリ以上として整備することは難しいものと考えております。

また、多摩川上流処理区の雨水の放流先である残堀川も、現状は時間50ミリに対応した治水計画となっております。市道2級25号線及び同17号線を含む村山工場跡地の雨水管整備につきましても、時間50ミリに対応した雨水管等に接続することから、同様の雨水管整備を計画しているところであります。

◆6番(大沢純一君)

砂川地域の雨水対策、今お答えありまして、50ミリ以上は難しいということでした。雨量は、もちろん地理的な環境に起因する部分も大きいかと思いますし、これまでの統計から、予見可能性がどれくらいあるかの判断はあるかと思います。実際に、先ほど出ました東京都からの報告、豪雨対策基本方針でも、大雨の傾向は、都内は1時間雨量が多く、24時間雨量は少ない。それに対して、ここ多摩部は、24時間雨量が多く、1時間雨量は少ないとされています。つまり、この多摩地方は、短時間に物すごい豪雨にならないけれども、長い時間降り続けるという報告です。

そういった統計が示された上で、東京都の中小河川の整備方針では、こうあります。「現在の時間50ミリ降雨への対応から、多摩部では、時間65ミリ降雨に引き上げることが望ましい」とされています。そういったことでは、残堀川雨水管を通じて、ここにずっと流れていくわけですけれども、残堀川も現在の50ミリ対応ということで先ほどお答えありました。どうかこの残堀川の対応整備、これを東京都に求めていただきながら、市としても十分な対策を行っていただきたい、こういうふうに思います。

これは一例ですが、中央自動車道、例えば上り路線の国立府中インターと調布インターの間は、これは慢性的な渋滞が起こっているわけですけれども、これができたのが昭和30年代、これは御存じのとおり片側2車線です。もう1車線あれば、現在の渋滞はかなり緩和されているというふうに思いますが、これがなぜ2車線なのか。

これは、つくった当時、将来の通行量がこれほどふえるということが予想できなかったからだということを聞いたことがあります。そして現在に至ってしまい、既につくられてしまっているものをもう拡幅できる余地はない、こういうような状況です。こういった例もあります。

雨水管も、やはりインフラという後世に残す財産でもありますので、次の世代のために、もう一重、多角的な検討をお願いします。

私の問題意識としては、先ほども申し上げましたとおり、この上砂町五丁目、砂川町八丁目を主とする地域は、雨水管の布設がとてもおくれている地域です。その中で、全国各地でこれまでとは桁違いの大雨が起こっております。それで、50ミリ以上、以下にかかわらず、雨水対策が進んでいれば雨水はそこに流れていくわけですけれども、進んでいないということは、実際に雨が降ってきたときに雨水の逃げ場がないわけです。今でも、降水量が多いときには大きな水たまりがいろんな場所にできてしまう、こういう地域なわけです。そういった中で、この地域の雨水対策をどのようにお考えか、再度お聞かせください。

◎環境下水道部長(原一秀君)

砂川地域の雨水対策についてでございますけれども、御指摘のありました砂川町を主体とした地域につきましては、これは多摩川上流処理区の空堀川排水区という形になってございまして、この地域については、地勢上の関係から、雨水は北にあります空堀川のほうへ排出すると、こういうようなルールになってございます。

しかしながら、この部分に排出するためには、当然、武蔵村山市、東大和市との広域的な雨水幹線の整備が必要でございまして、これについては要請しておりますけれども、まだ解決してございません。

したがいまして、私どもとしては、雨水を排出する、貯留する、浸透させる、この三つの手法の中から、この地域でとり得る手法は浸透させると、この手法をとらざるを得ないということでございまして、既設の雨水ますの清掃、それから今回行いますけれども、雨水ますの底を抜きまして浸透化を図る。さらに、新たな対応ということも考えていかなきゃいけないと、こういうふうに考えております。

今年度につきましては、浸透施設は、この空堀川地域全部で約150基ございます。それを補強する意味で、雨水ますの浸透化、これを20基ほど進めたいというふうに考えています。場所としては、日産通りから西武線沿線を通って東航通りに至る、この辺の地域をターゲットに進めていきたいというふうに考えています。

さらに、浸透槽の清掃、この部分もあわせて、これも毎年行っておりますけれども、これも大体20基清掃を行いまして機能維持を図ると、こういうようなことを考えてございます。雨水の流出抑制に効果のあるという部分については、できるところから手がけてまいりたいというふうに考えてございます。

それで、さらに民間の雨水浸透施設の設置促進を図るため、雨水浸透施設設置補助金について広く市民の皆様にお知らせいたします。また、開発行為等の届け出におきまして、宅地開発等まちづくり指導要綱に基づきます雨水ますの設置を引き続き求めてまいります。

さらに、実際にそういうような集中豪雨等の発生が予測される場合でございますけれども、防災、道路、下水道部分が連携いたしまして、浸水被害が過去にあった場所を中心にパトロール等を行いまして、警戒及び安全確保に努めてまいります。

道路冠水等の原因になる雨水ますのふたをふさぐ落ち葉等につきましては、これがまたよくあるケースでして、ますのふた、グレーチングというんですけど、そこに木の葉とか紙くずとかで塞がっちゃうんですね。そうすると機能が発揮できないということがありますので、市民の皆さんの協力も得ながら対応を図ってまいりたいと考えております。さらに的確な情報収集、職員の適切な現地派遣、関係機関との連携などを通じ、豪雨対策を進めてまいりたいというふうに考えています。

以上です。

◆6番(大沢純一君)

雨水対策につきましては、これまでもさまざまな取り組みをしていただいていることも重々承知しております。本当にいろんな御努力をしていただいているかというふうに思いますけれども、その中で、なかなかこれまでも施策が、例えば市民に対する助成だとかというところは、あったんですけれども、なかなかそれが知らされていなかった、そういう部分もあるかと思いますので、そういう幅広い周知とともに、ぜひ対策をお願いいたします。

今後は、例えば雨水タンク--雨水タンクは、ずっと置いておけば、その分が道路に水として流れていかないわけなので、そういう雨水タンクの助成だとか、例えばそういう幅広い対策を御検討いただければと思います。

一方で、ピンチはチャンスであるとも言えます。今まで整備がおくれている地域だからこそ、さまざまな取り組みが行える地域だとも言えると思います。ぜひそういった取り組みを、また、これは自然が相手ですから、いつ豪雨に見舞われるかわからない。そういったところでは、このスピードも大事ですので、ぜひ対策、対応をよろしくお願いしたいと思います。


平成26年決算特別委員会(2014年9月12日) 議事録より

◆委員(大沢純一君)

私のほうからも雨水浸透施設の助成事業についてお伺いいたします。

先ほど、25年度のほうが減ってきて、今年度は、26年度は同様ぐらいだというようなお話ありましたが、地域別の資料もいただきましたけれども、これ拝見させていただきますと、全体的には、まだ立川の南のほうの地域のほうが申請が多くて、北のほうの地域が設置が少ないのかなというふうに思いますけれども、この理由というのは何かありますでしょうか

◎下水道管理課長(片山誠一郎君)

特に理由はないんですけれども、浸透ますは設置したところで、隣近所が口コミとかで、それでふえているところもありますし、23年度においては、砂川町、こちらがかなり多くなっています。特に理由はないと思います。

以上です。

◆委員(大沢純一君)

口コミということももちろんあるでしょうし、理由はさまざま、もしかしたらあるのかもしれません。

その中で、やっぱり知られていないという部分も、もちろん一つの要因かもしれませんが、これ、ホームページで載せてあるので、そのホームページ見させていただいていますけれども、このホームページの中では、これをやることによって、雨水が地下にしみ込んで、地下水ですとかそういうところが豊かになるということが、その効果というふうに書かれておりますけれども、これ、いわゆるこれを設置した人の家自体に何かメリットというか、浸透施設を設置すると、こういうふうなことでいいという、何かそういうことというのはあるんでしょうか。

◎下水道管理課長(片山誠一郎君)

個人のメリットというのはそれほどないのかなと思っています。下水道管の負担がかからないとか、もちろん、ここの地下水の循環とか涵養とか、そういった面は当然あると思います。

ですから、多くの人にこれを設置していただきたいなと、このように思っております。

以上です。


平成27年決算特別委員会(2015年10月6日) 議事録より

◆委員(大沢純一君)

私のほうからは、1点だけ、雨水浸透施設助成事業についてお伺いいたします。

この事業、まずは平均的な設置費用、そして補助金額、それがどのくらいかまずお示しください。

◎下水道管理課長(佐藤敦君)

雨水浸透施設につきまして、助成金という問い合わせでございますが、雨水浸透につきましては、ますとか浸透管によってちょっと設置に関する助成金が違ってきているんですけれども、大体浸透ますでいいますと、タイプが一応三つございまして、これが大きさによって3万1,000円から5万1,000円まで助成金が分かれていると。

こういった中、ちょっと平均的なものになりますと、全体的な設置する数、そういったものを算出しないと、わからないところもあるんですけれども、ちなみに平成26年度につきましては12件で、41基の設置をしております。これについては、最近ちょっと伸び悩んでいるところなんですけれども、平成27年度につきましては、申請ベースを含めて18件の69個というふうな形で推移をしている状況でございます。

(中略)

◆委員(大沢純一君)

これについて近年、設置数がそんなに伸びていないという先ほど御答弁ありましたけれども、目標について27年度は、26年度が41について、27年度が120と3倍ぐらいの意欲的な数字になっていると思うんですが、その中で今回、事業評価の中でも、全体の総括としてこの啓発活動を検討する必要があると、こういうふうな評価があります。

実は、これ去年の総括の決算の場でお伺いしたんですけれども、そのときにちょっと時間がなくて聞けなかったんですが、これについていわゆる地下水の涵養というのがもともとの目的だったんですけれども、今では集中豪雨のそういった対策にも必要な、そういったそっちの面のほうが結構大きくクローズアップされてくるかなというふうに思っているんですが、やはりこれはその家庭につける、御家庭にこれをつけるわけですけれども、家庭につけるメリットってあるのかというような前回質問をさせていただいたら、個人宅についてつけるメリットはないという回答があって、それで終わってしまったんですけれども、この啓発というところも含めて、これについてもう一度改めてどのような見解をお持ちか、お聞かせください。

◎下水道管理課長(佐藤敦君)

各家庭に設置するメリットにつきましては、当然27年度もそうなんですけれども、実際自分の宅地の中で雨が降った場合に当然軒下のそういったといの部分を一度そこに浸透させて、それで当然家の敷地の中のそういった浸水を防ぐという役目も一つのメリットではありますし、全体的な一個一個のそういった雨水流出をトータルでまとめていけば、やはり全体的なそういった抑制にもつながるのかなというふうに考えております。

以上でございます。

◆委員(大沢純一君)

実際自分の家につけてお金がある程度費用がかかるのに、自分の家にメリットがないとなるとこれはもうもちろん伸びないだろうなと。本当に自分のお金を使って地下水の涵養をと考えている方というのは余り多くはないと思いますし、そういうところでは、要ることは要ると思うんですけれども、そういうところではやっぱり何らかのメリットがないと、こういうメリットがということは啓発活動の中では必要なのかなと思っております。

その中で、特に私が住んでいる砂川地域については、なかなか雨水管の敷設がなかなか地域的に進まない原因というのは、道路にいろいろな管がついているので、そこに改めて敷設するというのがなかなか難しいという、そういう地域でもありますので、そういうところではこの浸透施設というのは、またかなり大事な事業じゃないかなというふうに思っております。

その中で、この啓発活動も含めてこの普及するのに、繰り返しになりますが、どうにかこのメリットというところも含めて啓発、これだけいいものだよ、これだけ各家庭にもメリットがあるという、こういうことをちょっと広めていただければなというふうに思っておりますので、ぜひそういう角度からもこの事業の検討をお願いしたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

以上です。

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